全国縦断興行2021『パンピーパンチ』無事終了!感謝ふりかえり!

ワゴン一台で巡演をする、札幌ハムプロジェクトの名物企画、全国縦断興行2021『パンピーパンチ』全10都市公演終了いたしました。
感謝をこめて、ワゴンに乗ってた四人が対談形式で今年の旅をふりかえりました。

▼対談した人

傍嶋史紀(役者と制作)→
×
渡辺ゆぱ(役者と制作)→
×
竹屋光浩(音響と照明)→
×
すがの公(役者と脚本と演出)

※★印には旅に出る前のインタビュー記事があります

↑2021年10月18日札幌帰着!

すがの:コロナ禍の札幌ハムプロジェクト全国縦断興行2021『パンピーパンチ』全日程を終え、無事に本拠地札幌へと帰ってきました。
渡辺:帰ってきましたー。どーもー
傍嶋:改めまして、本当にありがとうございました。
竹屋:ありがとうございましたー。わー

↑関門橋から九州へ

すがの:今年の旅はどうでしたか。
渡辺:毎日楽しかったです。
傍嶋:充実の毎日でした。毎日、特別の連続で。
すがの:毎日ノリ打ち(その日に仕込んで本番して撤収)だったからなぁ
竹屋:疲れました。
すがの:旅程を考えたのは傍嶋です。
傍嶋:はい(笑)

↑全日程オール乗り打ちby傍嶋

すがの:コロナ禍の縦断でしたが。
傍嶋:とても不安でした。
渡辺:「お客さん来るのかなぁ」とか「怒られるんじゃないか」とか。
傍嶋:0人を覚悟したし、コロナに対する考え方は人それぞれなので「もしかしたらもう会えない人もいるかもしれない」とも思いました。
竹屋:おもったー
傍嶋:でも、いざ回ってみたら、そこには見知った顔がたくさん。
渡辺:でもむしろ、歓迎されている感じがしたし、喜んでくれているなと感じました。
すがの:ちょうど全国の緊急事態宣言が解除されて、ラッキーでした。

↓感想まとめはこちら
『パンピーパンチ』まとめブログ
https://togetter.com/li/1753917

↑ワゴンは交代しつつ運転

すがの:去年はコロナで断念しました。
傍嶋:わたしは今年で8年目になる旅公演でしたが、今年はやっぱりちょっと特別でした。
渡辺:違う土地に行けるっていう特別感と、何より、自分たちのやっていることを観てもらえる充実感を思い出しました。
すがの:そうねぇ。
渡辺:直接顔を見られて、直接話せるということに勝るものはありませんでした。
竹屋:たしかに
渡辺:便利に負けて忘れそうになるけど、忘れちゃいけないなと思いました。
すがの:いいこというね
渡辺:ええ。

↑苫小牧ー敦賀フェリーに同乗されていた牛さま(撮影:すがの公)

傍嶋:「来てくれてありがとう」とたくさん言っていただきました。
竹屋:ねー。
傍嶋:「こちらこそ迎え入れてくれて、劇場まで足を運んでくださって、ありがとうございます」という気持ちでした。
すがの:本当に。
渡辺:「元気だった?」という言葉がいつもより一層、重たく感じました。そして、元気で本当によかったなぁと思いました。
傍嶋:直接顔を見て話をして笑い合えるというのは、こんなにうれしいものなのかと改めて実感した旅でした。みなさんにお会いできて、本当にうれしかったです。

すがの:では、今年まわった小劇場と来てくれた皆様の写真をずらっとどうぞ。
竹屋:対談はまだまだ続きます!


↑札幌「ヤキトン立ち呑み屋すわ2F特設会場」

↑京都「THEATRE E9 KYOTO」

↑大阪「インディペンデントシアター1st」

↑北九州「枝光本町商店街アイアンシアター」

↑松山「シアターねこ」

名古屋「スタジオ・座・ウィークエンド」

↑上田「犀の角」

↑金沢「スタジオ・犀」

↑新潟「新潟古町えんとつシアター」

↑東京「こった創作空間」

すがの:今年は全国小劇場の旅でしたね。
竹屋:楽しかった。
傍嶋:全国各地、素敵な劇場ばかりでした!素敵な街に、素敵な場所、そして素敵な方々。
すがの:小劇場っていいよね。
竹屋:はい!
渡辺:大ホールみたいにたくさんのお客さんに見てもらえるわけじゃないけど、私たちのやっていることや、感じてもらいたいことにしっくりくる場所な気がする。
傍嶋:全てが手の届く距離にあるので、そこにいる人や物をちゃんと肌で感じられるというか。
すがの:そもそもすわの二階の小上がりで作ってるからなぁ(笑)
竹屋:舞台2畳(笑)

渡辺:小屋主の皆さん、それぞれの工夫が違ってその部分を見つける度に、「なんと愛おしい」と思いました。
傍嶋:みなさん工夫されてて、各地それぞれで「あ、これ手作りだ!」なんて発見もあったりして。この手作りが散りばめられた空間が好き。
渡辺:改めて、小劇場って自由で素敵な空間なんだなと思いました。
すがの:俺らの居酒屋も、店全部手作りだからすごく通じるとこあるよね。
三人:ある!
傍嶋:劇場のみなさんやそこに集う人たちの愛情を、より強く感じました。
渡辺:集まるお客さんもそこが好きそうで、気が合う人が何となく多い気がしています(笑)

↑すわ階段作成中の渡辺ゆぱ(2014/8)

すがの:今回の旅、なんか失敗したっけ?
傍嶋:パーキングエリアを出発し、高速道路に合流するため加速するぞってところで、後ろから
竹屋:「そこの車〜!止まってください〜!」

すがの:警察な。
傍嶋:めちゃくちゃ焦りました。何したんだ!?って。
すがの:何したの?
傍嶋:車のバックドアを開けっ放し(笑)
渡辺・竹屋:やばい(笑)
すがの:閉めなかったのは俺です。さーせん。
傍嶋:いやーーーびっくりしました。笑えないですね(笑)
すがの:警察、優しかったな。
傍嶋:何も落ちてなくてよかった。
竹屋:ほんとに(笑)


↑今年はYoutubeライブを毎日30分配信しました。
↓アーカイブはこちら

すがの:ゆぱの失敗は?
渡辺:「炊飯器の中釜」を忘れたことでしょうね。
全員:(爆笑)
渡辺:京都でそれに気づいたときは、人生を投げ出したくなりました。
すがの:邪魔だったなぁ「外釜」。
渡辺:しかも炊飯器自体が大きいので、積み込みで邪魔。一度車外に出す度に怒られている気持ちになりました。
すがの:なんかまるっこくて収まりが悪いんだよな。役に立ってないのに。
渡辺:あの炊飯器は一緒に全国をまわって帰ってきただけ、になりましたね(笑)

↑中釜との再会に感極まる渡辺

傍嶋:今は中釜と再会を果たし、すわで活躍しています。
渡辺:その代わりと言ってはなんですが、私はもう「鍋でお米を炊ける女」となりました。
竹屋:おいしかったなぁー
すがの:竹屋の失敗は?
竹屋:帰りのフェリー待ってるとき食べた海鮮で腹をこわしました。


↑帰りのフェリー(大洗ー苫小牧)で瀕死の竹屋

すがの:ちょっと贅沢したのか(笑)
竹屋:はい。失敗しました。

↑贅沢をした竹屋

すがの:今回の全国縦断興行で、考えたこととかありますか?
竹屋:慣れない贅沢はやめよう
すがの:他。
傍嶋:わたしは、12年住んだ東京を離れて昨年札幌に移住してきまして、なんというか、ずっと旅をしているような感覚なんですけど。
すがの:へー。
傍嶋:でも、今回ワゴンの旅で改めて、本当の旅ってやっぱ大事だなあって思いました。毎日が特別で、毎日楽しい。こういうことってなかなかない。来年も行きたいって強く思いました。


渡辺:やっぱりダンボールシアターも観て欲しいなぁと改めて思いました。
すがの:渡辺ゆぱは、ダンボールシアターの代表でもあります。
渡辺:今回登場した人形たちも、すがのに手直ししてもらったり、色付けお願いしたりして作りました。
すがの:俺はマッキーで顔を描いた。
渡辺:自分で作れたものには愛着があるし、自慢できることがあります。そこに注目してくれる人たちがいるっていう充実は、何にも変えられません。
すがの:そうだねぇ。

↑終演後ご挨拶中の魔導師人形

渡辺:役者だけだと、人が作ったものをまとって人前に出なければいけません。その部分を褒められても、私は素直に喜べなくて。人形を褒められた瞬間の方がよっぽど嬉しかったんです(笑)
すがの:渡辺さんは数年前に「人前に出たくない!」と言い出して、そのことに端を発し、ダンボールシアターが生まれました(笑)
渡辺:今回まわって、会いたい人も増えて、その人たちにダンボールシアター観せたいなぁと改めて思いました。


↑ダンボールシアター『ボロ』は観劇三昧で観れます!

↑みーちゃんと傍嶋

すがの:今回の旅で、発見したことなどありますか?
傍嶋:人と話せるようになった自分を発見しました(笑)
すがの:話せなかったの?
傍嶋:旅公演に参加し始めてからの数年間は、自分に自信もないし、とにかく続けるってことは決めているけどその先に何があるかも全くわからないし。とにかくふわふわしていて、曖昧なことしか話せていなかったように思います。
すがの:若いってそういうもんだよねぇ。
傍嶋:ここまで続けてきて、そしてコロナ禍を経験したこともあり、自分の好きなこととか大事にしたいものがはっきり言葉にできるようになったんだなと感じました。
すがの:なるほどな。

↑ダンボール人形完成

渡辺:私の発見は、『作っている側の人の気持ちがわかる人間でありたい』と思えたことです。
私たちは演劇もやるし、居酒屋もやります。最初の出発点として教えてもらったのが「演劇だけじゃ食べていけないから」っていう理由でした。今もそれに間違いはないと思います。
すがの:ま、そうだねぇ。
渡辺:ただ、自分で見つけた理由でやっていないと、どちらもどん詰まります。自分が嫌々やっている思考に陥るから。
竹屋:あー。わかるなぁ。

↑本番直前の楽屋(新潟)

渡辺:今回の旅で見つけた自分なりの理由が、『作っている側の人の気持ちがわかる人間でありたい』です。全国の演劇の人も飲食の人も、まだ大変な状態が続いています。でも各地に頑張っている人がいるっていうことを見て、共感もできました。
すがの:各地の劇場の皆さん、コロナ禍で頑張っておられました。
傍嶋:ほんとに。
渡辺:元気をいただいたし、頑張ろうと思えました。私もそう思ってもらえる人間でいたいと思っています。

↑海沿いを行く

すがの:君らにとってハムプロの全国縦断興行って、何ですか?
傍嶋:年々その思いは強まっていましたが、今回改めて「全国の親戚のみなさんに会いに行く」旅だなとはっきり思いました。
すがの:親戚感、あるね。
竹屋:下手したら親戚よりも年一でちゃんと会えてる。
傍嶋:コロナで中止した昨年までの7年間、わたしは参加の形を変えつつも毎年旅を続けていたのですが、また会えるってことはこんなにうれしいものなんだなと、感じました。
すがの:コロナのおかげで一層思ったかも。

↑大島から四国への短距離フェリー

傍嶋:また会いに行きます。今回初めて出会えた素敵な人たちとも、親戚のようになれたらうれしいなあ(笑)
渡辺:私は「自分の好きなことをそのままで見てもらって、好きになってくれる人を探す旅」だと思っています。
すがの:あー、そういう考え方もあるねぇ。
渡辺:昔は「自分たちの演劇を見せつけてやるぞ!」っていうちょっと恥ずかしいギラギラした気持ちを持っていました。押し付けに近く、自分も無理をしていた気がします。
竹屋:確かに凶暴だったかもしれません。渡辺さん(笑)

↑傍嶋のジェスチャーがダサい

渡辺:そんなことをしなくても、好いてくれる人はいるのに。
すがの:自信がついてきたってことかなぁ
渡辺:肩肘張らず、ありのままを見てもらって話せれば、お互いに良いことが多い。この歳になって気づけました。
すがの:なんか成長。
渡辺:全国の仲間たちを探す旅で、後々それが大きな力や財産になると信じています。

↑縦断14年目にして初琵琶湖

すがの:さて、来年はどうしますか?
傍嶋:来年もみなさんに会いに行きます。また、もっと成長した自分で。
渡辺:縦断興行という形かはまだわかりませんが、皆さんに会いに行きたいと思っています。
竹屋:いきたーい
渡辺:ダンボールシアターで今年おっこちてしまった「いいだ人形劇フェスタ」の再挑戦もしてみたい(笑)

↑今年も宿は西成。


すがの
:じゃあ、来年への課題とか、ありますか?
傍嶋:自分の手で作ったぞと胸を張れるものをもっと増やそうと思います。
すがの:ほう。
傍嶋:何を作るにしても、日々何を考えどう生きているかが色濃く映ると思います。
旅が終わっても、むしろ終わったからこそ、日々の過ごし方が大事です。
竹屋:なるほど

↑大島で遊んでいるすがの公

傍嶋:役者や音楽をもっと磨きたいですし、できることも増やそうと思います。
すがの:ほう!
傍嶋:また1年、がんばります。
すがの:えらいな。
竹屋:えらいですね。
渡辺:旅公演中に成長できることはもちろんありますが、それだけじゃダメだということにも気づいています。
すがの竹屋:ほう!
渡辺:結局人間、普段の生活の積み重ねであり、普段どう過ごしているかです。なのでむしろ、札幌での過ごし方をもっともっと深く考えようと思います。
すがの:えらすぎるな君ら。
竹屋:えらすぎますね。

↑本拠地札幌「すわ」へ無事到着


渡辺
:やることはありがたいことにたくさんありますが、旅終わりたてなので、札幌でどう過ごそうか途方に暮れています(笑)
すがの:旅ロス?
竹屋:旅ロスですね。
渡辺:それだけ旅公演には特別が詰まっているのだなと思います。その特別に負けないよう、来年も自分をコツコツ磨こうと思います。
すがの:竹屋
竹屋:はい?
すがの:おまえもがんばれ
竹屋:すいません

↑開演前。舞台袖のモニターと指人形(京都)

すがの:ではみなさまにあらためまして、お礼を。
渡辺:久しぶりに皆さんの顔を見て、話せて、お互いの近況を知ることで気づけたことがたくさんありました。皆さんが歓迎してくれるおかげで、我々はこうして存在することができています。
傍嶋:めちゃめちゃパワーをもらっています。いただいたパワーを、来年に向けてさらに強くしていこうと思います。
渡辺:毎年言っている気もしますが(笑)次会えるときまで、札幌で力貯めていきます。どうか、皆さんもお元気で。ありがとうございました。
傍嶋:ありがとうございました!!元気出た!!
すがの:ありがとうございましたー。
竹屋:わー

↑ただいまYouTubeライブ!

↑旅程を立てたホワイトボード。

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