縦断興行2024シンポジウム総まとめ

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2024年、5月と10月に行ってきました全国縦断興行シンポジウムまとめ(2024年のゲスト一覧)です。全国11箇所でお話を聞けました。各地の皆様、本当にありがとうございました。

札幌ハムプロジェクトの縦断興行は、2023年から三年に渡り、全国各地の劇場主や舞台関係者とのシンポジウムを同時開催します。各地と札幌の我々が接点を持てることを問い直したいと思います。

 

  1. 【八戸公演】ゲスト◎加藤健太郎(劇団INTELVISTA/八戸市民劇場幹事)さん(2024/5/20)
  2. 【盛岡公演】ゲスト◎工藤雅弘(いわてアートサポートセンター技術監督)さん(2024/5/22)
  3. 【陸前高田公演】ゲスト◎青木美由紀(I-NyBL)& ”ura” 三浦尚子&”じゃじゃまる”佐々木ヨシマサさん(2024/5/23)
  4. 【石巻公演】ゲスト◎芝原弘(コマイぬ)&大橋奈央さん(2024/5/24)
  5. 【仙台公演】ゲスト◎西澤由美子(フリー演出家/女優)さん(2024/5/25)
  6. 【仙台公演】ゲスト◎井伏銀太郎(Gin’s Bar代表)さん(2024/5/26)
  7. 【東京公演】ゲスト◎杉木隆幸(俳優)&阿部絵理子(池袋西口GEKIBA・池袋東口ゲキパ・さかばミツルオーナー)さん(2024/5/28)
  8. 【松山公演】ゲスト◎鈴木美恵子(シアターねこ代表)さん(2024/5/30)
  9. 【新潟公演】ゲスト◎山本康司(中央ヤマモダン)&逸見友哉(株式会社創るつながるプロジェクト)さん(2024/10/2)
  10. 【金沢公演】ゲスト◎西本浩明(演芸列車「東西本線」)さん(2024/10/4)
  11. 【金沢公演】ゲスト◎井口時次郎(劇団ドリームチョップ) さん(2024/10/5)
  12. 【金沢公演】ゲスト◎西永貴文(空飛ぶ猫☆魂)さん(2024/10/5)
  13. 【金沢公演】ゲスト◎金山古都美(演劇ユニットK-CAT)&黒澤伸(金沢芸術創造財団)さん(2024/10/6)
  14. 【青森公演】ゲスト◎植村純子(合同会社いった)さん(2024/10/9)
  15. 【まつもと演劇祭】全体シンポジウム(2024/10/12)
  16. <2024年シンポジウムゲスト一覧>

加藤健太郎(劇団INTELVISTA/八戸市民劇場幹事)◎「青森県八戸市出身在住、54歳高校入学時、やりたい部活が無くフラフラしていた時に、演劇部顧問だった担任に強制的に入部させられ、以降知らぬ間に38年間、半年と休むことなくなぜか舞台に立ち続けている。今までに10以上の地元劇団を転々と所属しているが、これは、これまたなぜか自分の所属した劇団がことごとく所属してすぐに活動休止または最終公演となってしまうためである。そのため、劇団クラッシャーの異名を着けられている。現在は隣町おいらせ町に稽古場を持つ、劇団インテルビスタに所属。もちろん劇団は諸事情につき活動休止中である。また、八戸市の演劇鑑賞団体の八戸市民劇場の幹事を務めている。

工藤雅弘(いわてアートサポートセンター技術監督)◎盛岡市出身。高校演劇で照明に携わり、大学卒業後東京の舞台照明会社を経て独立、フリーのデザイナーとして小劇場を中心に活動。2015年帰郷後は風のスタジオの技術監督を務める。

青木美由紀さん(I-NyBL)
”ura” 三浦ひさこ尚子さん(ワカメ漁師)
”じゃじゃまる”佐々木ヨシマサさん(ワカメ牡蠣漁師)
※プロフィールは動画をご覧ください。

芝原弘(コマイぬ)◎1982年石巻市出身。俳優。石巻西高校卒業後、東京にある桐朋(とうほう)学園芸術短期大学演劇専攻に進む。大学卒業後、劇団黒色綺譚(こくしょくきたん)カナリア派に所属しながら、演劇ユニット「コマイぬ」を主宰。
2019年より宮城県にUターンし、石巻市・仙台市を中心に、活動をしている。2016年のいしのまき演劇祭の立ち上げにもかかわり、現在もいしのまき演劇祭実行委員を務めている。

大橋なおさん◎舞台俳優。石巻市出身。15歳の時に今は無き、石巻市民会館にて市民ミュージカルに出演。舞台とミュージカルの高揚感と特別感に魅了され俳優を志す。東京都にある日本芸術専門学校演劇学科を卒業後、東京での活動を経て2017年に帰郷。現在は県内外でミュージカル、芝居、朗読公演などに出演。また県立高校の非常勤講師も務めている。俳優活動の他に日本の伝統芸能に関心があり、現在は岩手県北上(きたかみ)市の鬼剣舞(おにけんばい)の稽古にも取り組んでいる。

西澤由美子(フリー演出家/女優)◎1980年劇団I・Q150(あいきゅーいちごーまる)に参加。20年在籍。パルテノン多摩小劇場フェスティバルで地域劇団として初優勝。本物の酒を多量に飲み、歌って踊ってセリフは全てアドリブで日本の演劇表現を変えたと評されて、シリーズ5まで続いた「女ともだち」では全て静香役を演じる。2001年からはGin’s Bar、Whiteプロジェクトで主演する他、井伏銀太郎出演作品を全て演出劇王コンクールでは東北大会で演出賞、女優賞受賞。

井伏銀太郎(Gin’s Bar代表)◎劇作家、演出家、俳優。Gin’s Bar主催、Whiteプロジェクト代表。劇王コンクールで「伊達の劇王」「東北劇王」受賞。東北大会では脚本賞、演出賞、男優賞、受賞。全国大会の神奈川かもめ短編劇祭には2年連続招聘。震災を描いた作品は東北から九州まで日本各地で上演され、岸田戯曲賞の候補にも推薦される。

杉木隆幸(俳優)◎富山県高岡市出身。小劇場を中心に活動。

阿部絵理子(池袋西口GEKIBA・池袋東口ゲキパ・さかばミツルオーナー)◎兵庫生まれ。出身大阪。中学2年生に入った文芸部に入る。文芸部が文化祭で演劇部の公演に参加するしきたりがあり、そこで始めて演劇と出会い役者デビュー。演劇のとりこになる。大阪でストレイドッグの公演を見て上京。2008年6月1日GEKIBAオープン。現在昨年から始まった、恵中瞳(えなかひとみ)を中心とした「劇団♡ひとみん」を立ち上げ、今年2回目の9月に行われる池袋演劇祭参加に向けて奔走中!


2007年に舞台芸術の振興を目的に設立。シアターねこを拠点とし、作品創作、劇団招へいと上演、地域の発表の場としてのシアターの提供、地域の演劇人のネットワーク構築など活動は多岐に渡る。2018年より「就労継続支援B型事業所 風のねこ」を開設。


逸見友哉◎新潟市でえんとつシアターと古町演芸場という2つの劇場を運営している株式会社創るつながるプロジェクト代表取締役。

山本康司(中央ヤマモダン)◎2004年、新潟大学落語研究会の有志でコント集団中央ヤマモダン結成。団長。今年結成20年。ナンセンスな笑いを武器に、2分程度のコントから長編作品まで様々な作品を上演し続けいている。

西本浩明(演芸列車「東西本線」)◎1978年石川県野々市市生まれ。俳優・演出家・脚本家・音声言語指導者。2000年より俳優活動を開始。2003年上京。在京中は音声言語指導者・演出家である磯貝靖洋氏、日本舞踊家の花柳茂珠氏に師事。日本語の“声とことば”を精緻に扱う演技術・指導法や舞踊における身体表現を修める。古典芸能から伝わる確かな技術と現代的なエンターテイメント性を結び付け、「誰もが楽しく・納得できる作品」をモットーに活動を続けており、2013 年より拠点を地元石川県に移行。2016 年に東川清文さんと演芸列車「東西本線」を結成。「演劇×○○」を掲げて、ストレートプレイの枠を越えた表現を行うことが特徴。これまでにはオペラ・文学・福祉・怪談・古典芸能など、様々な分野と演劇要素を掛け合わせた作品を多数制作。舞台公演以外にも、ワークショップやイベント出演など、「面白い」と感じる企画にはジャンルを問わず参加している。

井口時次郎(劇団ドリームチョップ)◎劇団ドリームチョップ代表として劇作・演出・俳優などの演劇活動を行っている。
また、演劇知の普及とそれを活用した地域社会の活性化を目的とする「LLP(有限責任事業組合)技屋」代表組合員として、現在、芸術村のドラマ工房ディレクターと活動しており、石川県立七尾東雲高校で「演劇表現」「演劇論」の授業を担当するなど、「地域と演劇」「演劇と教育」にも活動の幅を広げている。2023年からはライブハウスでの演劇公演「プロゲキ!」を開始、2ヶ月に1回、まちなかでの公演を行う。


西永貴文(空飛ぶ猫☆魂)◎2002年に劇団猫☆魂、2012 年に空飛ぶ猫☆魂を旗揚げし、全作品の脚本・演出を担当。劇団公演の舞台『アンラッキーデイズ~ナツメの妄想~』が映像監督・堤幸彦(つつみゆきひこ)の演出により、CX『劇団演技者。』にてドラマ化。その後、青山円形劇場にて西永貴文×堤幸彦のユニットで『アンラッキー・デイズ』の再演を行う。2022 年に石川県のエンタメを盛り上げるために“Hello wonder”(ハローワンダー)を結成し、チームによる舞台プロデュースを行う。『メイド・イン・石川』を掲げ、石川県出身、もしくは石川県にゆかりのある者と、演劇・ダンス・音楽・映像を mix した『石川を代表するような作品』を、ゼロから創作している。


金山 古都美(演劇ユニット K-CAT)◎中学・高校演劇を経て、その後フリーで活動。2000 年プロデュース集団「GEM」を立ち上げ、
作・演出・主演での上演や、公共企画等での舞台監督業務を行う。H20~23 年度金沢市民芸術村ド
ラマ工房市民ディレクター就任。演劇ユニット「K-CAT」所属。

黒澤伸(金沢芸術創造財団)◎1959年生まれ。東京藝術大学大学院修了後、芸術雑誌の編集者を経て、主に美術館の現場で学芸員として美術展等の企画・制作に携わる。特にアーティスト・イン・レジデンスのような作家が直接観客に関わるプログラムやワークショップ活動を多く手がけてきた。他、美術館における音楽ライヴやパフォーマンスプログラムの制作、エデュケーションプログラムやボランティア組織の運営、地域連携活動等の実践を続け、大学ではアートマネジメントコース等で博物館学を中心に教えている。2020年3月まで金沢21世紀美術館に副館長として在籍、以降金沢芸術創造財団事業課 芸術・交流アドバイザーの他、金沢市民芸術村総合ディレクターを務めている。

植村純子(うえむらじゅんこ)◎演劇プロデューサーとして、京都を拠点に、全国各地で様々な舞台芸術公演やワークショップ等の企画を行っている。大学在学中の1995年から、2023年9月まで、「劇団衛星」に所属。プロデューサーとしてほぼ全ての公演と劇団運営に従事した。2010年7月「アートコミュニティスペースKAIKA」のオープンに伴い、以降、その企画制作・運営に携わり、主にプロフェッショナルな活動を志す、若いアーティスト・カンパニーの活動への支援や、京都外の地域との交流事業に力を注いだ。全国の制作者や演劇人とのネットワーク、アジアを中心とした海外のプロデューサーとのネットワークなどにも関心が深い。2024年4月から、フリー。個人会社「合同会社いった」での活動を行う。舞台演劇公演だけでなく、様々な芸術やそれが行われる地域との関係性を築く活動などに力を入れている。

今年の旅の最後はまつもと演劇祭へ参加しました。演劇祭で行われた全12団体が参加した全体シンポジウムの様子を配信いたしました。

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2026年の縦断興行20周年まであと一年、各地の言葉を胸にワゴンの旅を大事に進めて行きたいと思います。各地の皆様、またいずれ!

<2024年シンポジウムゲスト一覧>

◎八戸公演ゲスト:
加藤健太郎(劇団INTELVISTA/八戸市民劇場幹事)
◎盛岡公演ゲスト:
工藤雅弘(いわてアートサポートセンター技術監督)
◎陸前高田公演ゲスト:
青木美由紀(I-NyBL)
”ura” 三浦尚子(ワカメ漁師)
”じゃじゃまる”佐々木ヨシマサ(ワカメ牡蠣漁師)
◎石巻公演ゲスト:
芝原弘(コマイぬ)、
大橋奈央
◎仙台公演ゲスト:
5/25(土)西澤由美子(フリー演出家/女優)
5/26(日)井伏銀太郎(Gin’s Bar代表)
◎東京公演ゲスト:
杉木隆幸(俳優)
阿部絵理子(池袋西口GEKIBA・池袋東口ゲキパ・さかばミツルオーナー)、
◎松山公演ゲスト:
鈴木美恵子(シアターねこ代表)
◎新潟公演ゲスト:
逸見友哉(株式会社創るつながるプロジェクト)、山本康司(中央ヤマモダン)
◎金沢公演ゲスト:
10/4(金)18:30 西本浩明(演芸列車「東西本線」)
10/5(土)14:00 井口時次郎(劇団ドリームチョップ)
10/5(土)18:00 西永貴文(空飛ぶ猫☆魂)
10/6(日)14:00 金山古都美(演劇ユニットK-CAT)、黒澤伸(金沢芸術創造財団)
◎京都公演ゲスト:
植村純子(合同会社いった)
◎まつもと演劇祭全体シンポジウム
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