すがのです。
今回のコロナの影響で、
ハムプロの解散宣言を解除、
つまり
「解散しない」ことにしました。
これにより、
2020年9月に予定していた「解散」を取りやめまして
しかるべき節目がくるまでは
札幌ハムプロジェクトは通常どおり運営いたします。
わざわざ発表することでもないかと思いましたが
一応、我々のためにお知らせさせていただきます。
2020年6月1日
札幌ハムプロジェクト
すがの公
<解散宣言解除までの経緯>
3月に本格的に日本にコロナが来て、
我々を構成する、色んなことをあらためて考えました。
4月末になって解散の取り消しがよぎりました。
でも、なかなか言葉にできずにいたんです。
そのころに、愛媛の小劇場『シアターねこ』の鈴木さんから、
「シアターねこしんぶん(6/1公開)」に”コロナと私”みたいな文章を頼まれました。
それで、締め切り1日前(5/20)に書いてたら。
何だか閃きましたので、
そのついでに解散宣言の解除しました。
たぶん、我々を知らない遠い人への文章だったのが、
良かったんだと思います。
<その寄稿文↓>
「大マヌケ」
予想と違ったことは大きく3つ。一つは飲食店への風当たりが強くなったこと。僕の稼業は居酒屋なので、テレビが余計に騒ぐごとに状況は悪くなる。普段見る必要がないニュースを、毎日チェックするハメに。
二つ目。こんなにみんな言うことを聞くと思ってなかった。僕はもともと警察に職質を受けやすい人間ではありますが、本当は似たようなもんだろうと、タカをくくってた。こりゃ戦争になったらみんな兵隊になりかねん。怖いもんだ。
そして最後。「札幌ハムプロジェクトの解散公演が延期になった」というマヌケ。このマヌケはコロナよりも衝撃的だった。
3年前から解散することに決めていた。「解散公演が終われば新しい門出だ」と、晴れやかな気持ちで今年を迎え、コロナ到来にも慌てなかった。演劇から離れる準備や覚悟はできていたつもりだったので「間に合ったぞ。」くらいに考えていた。延期の判断は早かった。なかなかエラかった。ひと段落してホッとしたのも束の間、なんか、割り切れないものがある。解散の気合いも消えた頃、ふと疑問が湧いた。「コロナで解散を延期した後の、解散」は、一体どういうことを意味しているのか。
「あ、このままいくと、これは大マヌケかもしれない」。鈍い僕でもじわじわと事態に気付き始めた。つまりこういうことだ。「えー、コロナもおさまったと、WHOおよび、政府の発表もあったことですし、われわれ札幌ハムプロジェクト、えー、満を持しての、解散公演を、させて、えー、いただきます」、、なんだこれは!!大マヌケ!!
敵は、コロナじゃない。作り出される嘘や空気や乗っかる勢力、ひっかかるマヌケな俺。自分で考えて自分で選んで自分で決めたい。マスクをはずすのも他人まかせなのか?うちの立ち飲み屋は満員電車やスーパーよりも、ずっと空いているんだぞ今!、、話がとんだ。
僕はマヌケだ。でも、大マヌケに至る前に、先に撤回する。人の都合で解散しない。僕は自分で堂々と解散するからだ。つまりえーと、札幌ハムプロジェクトは、やっぱり解散しません。2020年5月20日解散宣言解除の宣言。札幌ハムプロジェクト すがの公
(シアターねこHP内の新聞こちら。愛媛では紙媒体で配布されています。→シアターねこ新聞vol72)
<解散取り止めのきっかけ>
結局、なにが解散取り止めのきっかけだったのかなぁと考えました。
今までお世話になってたことや、
このたび助けてもらったことを
コロナのおかげで本当に思い知った。
それで、
このまま解散できないなと思ったんだと思います。
と、言うわけで。
しんぶん公開の6/1のタイミングで
こっそりホームページに解散宣言の解除宣言をさせていただきます。
非常にマヌケでかっこ悪いことになりましたが
コロナで解散できなかったハムプロを
今後とも、よろしくお願いします。
札幌ハムプロジェクト・すがの公
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